Tokai to Kamioka long-baseline neutrino oscillation experiment (T2K)東海ー神岡間長基線ニュートリノ振動 (T2K)実験
東海ー神岡間長基線ニュートリノ振動実験 (T2K)は、J-PARCで生成したニュートリノが300km先のスーパーカミオカンデ検出器に届くまでの変化を調べています。素粒子原子核研究所は東京大学宇宙線研究所とともにT2K実験をホスト機関として推進しています。
T2K実験は2013年にミュー型ニュートリノが電子型ニュートリノに変化するニュートリノ振動を世界で初めて発見しました。その後、この変化をニュートリノと反ニュートリノで測定して比較することで、ニュートリノでの粒子・反粒子対称性(CP対称性)が破れているかどうかを調べています。2020年までのデータから、CP対称性が大きく破れているかもしれない、という示唆を得ています。これを確証するために改良を続けながら、さらに高い感度で実験を行っています。
KEKニュートリノグループでは、T2K実験に関係したいくつか重要な研究活動をしています。詳しくは各研究のページをみてください。