KEK/J-PARCニュートリノグループ

Voice of Students 大学院生の声

PORTOCARRERO YREY Antonio Jose

総合研究大学院大学 高エネルギー加速器科学研究科
素粒子原子核専攻
素粒子原子核研究所 ニュートリノグループ

Qなぜ総研大を選びましたか?

A私はニュートリノを専⾨とする物理学者になることを⽬指しています。修⼠課程の時、素粒⼦理論の研究室に所属しました。レプトンセクターにおける CP 対称性の破れという現象や、ニュートリノ質量の予⾔する研究などを⾏いました。研究していく中で、これらのテーマを理論の観点のみではなく、「実験の観点からも理解する必要がある!」と感じました。この時、総研⼤に出会いました。総研⼤の魅⼒は最先端の研究機関で研究を⾏うことができることです。現在は⾼エネルギー加速器研究機構で T2K 実験に参加し、ニュートリノについての実験を⾏っています。

Qニュートリノグループでの研究について教えてください。

Aニュートリノビームを⽣成する際に「電磁ホーン」と呼ばれる装置があります。電磁ホーンは強⼒な磁場を作ることでニュートリノビームをスーパーカミオカンデ(ニュートリ検出器)の⽅向に収束させる重要な装置です。私は、磁場の精密測定を⾏ったり、電磁ホーンのさまざまなセットアップを考えてニュートリノビームにどう影響するかを研究しています。

Qニュートリノグループでの研究生活はどうですか?

A「忙しい」が当たり前の毎⽇ですが、楽しいです。実験もそうですが経験豊富なグループのメンバーとの議論はさらに研究⽣活を楽しくしてくれます。⽬に⾒えない何かを観る、宇宙の秘密に迫る、そして仲間と語り合う。カッコいいライフスタイルだと思います。